令和元年台風19号。この台風は多くの屋根に被害をもたらしました。もし明日大きな台風が来ると考えた時、皆さんのご自宅の屋根は大丈夫ですか?

この記事では、台風が来た時に安心できる屋根にするための管理方法や対策を解説していきます。

台風に強い屋根の特徴

台風に強い屋根の特徴としては、暴風に耐えられる・豪雨に耐えられる・台風の被害に負けない屋根のことです。その為、耐風性能・防水性能・重量の3つの項目がとても重要になります。

耐風性能

台風による暴風で屋根材が飛んでしまうと、近隣の住宅や通行人などに大きな被害を及ぼす可能性があります。また、屋根材がめくれてしまうことから、雨漏りの危険性もでてきてしまいます。このような被害を受けない為には、耐風性能をしっかりとチェックするべきです。

防水性能

防水性能も耐風性能と同じく、守る重要な役割を持っています。また、屋根材への雨水の侵入を防ぐことで、屋根そもそもの耐久性を長い期間保ことができるため、雨漏りを防ぐことが可能となります。

重量

ある程度の重さがある屋根であれば、屋根材は台風による飛散対策にとても有効です。ただ、より重い屋根材を選べばいいというわけではなく、ある程度の重さと均一に屋根の下地へしっかり固定することが大切なのです。

台風につよい屋根材はあるのか?それぞれの特徴

では実際、台風に強い屋根材と特徴をご紹介します。

ストレート屋根

近年では、最もポピュラーなストレート屋根。薄い板場の屋根です。「薄いのに大丈夫なの?」と思われる方もいらっしゃるかと思われますが、きちんと施工がされていれば強風で容易にはがれたり飛んでしまう事はありません。また、塗膜に高い防水性能があり、雨漏りなどを防ぎます。

ですが、経年劣化により防水効果が薄れることがあるため、定期的な塗装を必要とします。

瓦屋根

瓦屋根は伝統的な屋根材のひとつで、粘土で焼き固められてできています。近年では粘土製ではない軽い瓦も作られています。瓦は重量があるため、強風でも飛ばされにくいです。また高い防水性能もあり、お家をしっかりと守ってくれます。

ですが、風速25m/s以上の暴風では飛ばされてしまう可能性もあるため、瓦は均一に屋根の下地へしっかり固定することと、メンテナンス、点検をしっかり行わないといけません。

瓦と瓦の間に隙間がある

瓦と瓦の間に隙間がある場合、そこに風が入り込む為、飛ばされやすくなってしまいます。特に和瓦と洋瓦の屋根のお家の場合以下の事を点検時に確認しておきましょう。

・瓦が割れていないか

・ズレていないか

 

このような劣化が見られると、割れている部分の隙間から風が入り込み被害を拡大させてしまう恐れがあったり、ズレを補修しないと、風が吹き込み飛んで行ってしまう恐れがあります。

台風被害を受けないように対策できること

それでは、台風被害を受けないようにどのような対策がとれるのかご紹介します。

火災保険に加入する

火災保険は、万が一の時に大切な家屋や家財を補償してくれる保険です。

この火災保険は、「風災補償」が付帯していることにより、台風や竜巻による被害を補償してくれます。最初から付帯している場合とオプションの場合もあるので、実際加入している方は、もう一度内容を確認すると良いかと思われます。

定期的にメンテナンスを行う

屋根は、常に日差しや雨風を受けている部分になります。その為、どんな屋根でも月日が経つと劣化症状が起きてしまうのです。

最低でも10年に1度メンテナンスをする必要がありますが、万が一に備える為にも、1年に1度は点検を行い、破損や劣化がないかチェックしましょう。

自分で点検するよりも、プロに依頼することで自分では判断できない劣化症状を発見してくれますし、安心かと思われます。

破損箇所の補修を事前に行う

破損している箇所を放置しておくと、実際台風が来た際に飛ばされてしまう危険性があります。そのまま放置せず、台風が来る前に必ず補修を行いましょう。

棟板金を固定する

棟板金が飛ばされてしまう原因として、固定が弱まっていることが挙げられます。棟板金の釘が抜けていないかを確認しましょう。また打ち込んだ後は、コーキング処理を行うといいでしょう。

窓ガラスの保護をしておく

屋根だけではなく、窓ガラスを保護しないと割れてしまった場合、屋内にいる人に大きな怪我を与えてしまう恐れがあります。そうならない為にも、段ボールや養生テープなどでしっかりと固定しましょう。

万が一屋根が台風で飛ばされてしまったときの対応

どんなに正しく屋根を施工することができても、絶対台風の影響を受けない屋根は存在しません、台風が来た際に屋根被害にあったときの対処法をご紹介します。

保険会社へ連絡

加入している保険会社に連絡しましょう。状況を説明し火災保険が適用できるか確認し、書類をもらいましょう。

屋根の業者へ連絡

本文:屋根の業者へ連絡しましょう。台風後にどのような被害にあったかを業者へお伝えしましょう。また、安全な範囲で写真を撮っておくといいでしょう。後に保険金の申請の際に役立ちます。

火災保険申請

本文:保険会社から送られてきた書類を確認し提出します。保険金を利用し一部自己負担、もしくは自己負担なしで屋根の修繕工事ができる可能性があります。

 

まとめ

本文:いかがでしたか。

近年、台風は大型なものが多くなり、多くの被害をもたらしています。

屋根が飛んでしまうと、家全体に雨風を浴び家を傷めてしまいます。

ご自分の大切な家と家族を守るためにも、備えがとても重要になります。

大きな被害に遭わない為にも、しっかりとお家の屋根の状態を確認し、対策しましょう。

 

被害に遭いやすい屋根の特徴

・棟板金が浮いている

・屋根材が反っている

・瓦と瓦の間に隙間がある

 

これらを放置してしまうと、とても危険です。

必ず補修を行いましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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