我が家の外壁をそろそろリフォームしたい!と思っている方。
「いったい何から始めればいいのだろう?」
「外壁リフォームってどのくらいの費用がかかるんだろう?」
と、いざ検討しだすとこのようなお悩みが出てきませんか?
この記事では、外壁リフォームを検討されている皆さんの為に是非知ってほしい、
外壁リフォームの始め方、相場やリフォーム費用、業者についてご説明します。
これらを把握しておくことで、スムーズに外壁リフォームへ踏み出せるでしょう!
目次
なぜ、外壁のリフォームを行うのか?
外壁をリーフォームしたい方の中には、「汚れたから綺麗にしたい」と言った理由から検討する方もいらっしゃいますが、最大の目的は家全体の耐久性(安全)を守るために、適度な年数でメンテナンスすることになります。
そして、業者ではない一般の方が、外壁を見てメンテナンスの時期を判断するのは難しいかと思われます。
大体の外壁は、おおよそ5年〜10年の周期で塗り替えメンテナンスを行うのが望ましいと言われています。
また、20年間一度も外壁リフォームを行ったことがない場合には、「重ね張り」「張り替え」といった工事を行う事が多いです。
ここからは、外壁リフォームを行うべき理由と、判断基準を解説します。
経年劣化で外壁材の老朽化・破損で建物自体が危険な状態になる
外壁材が老朽化するとこのような現象が現れています。
・外壁を触った時に、手に白っぽい粉が付く(チョーキング現象)
・カビやコケが生えている
・塗装(塗膜)にひび割れが起きている
・塗装が剥がれてきている
・外壁が汚れてきている
・金属部のサビが目立ってきた
また、建物の破損の事例としては
・湿気による窓枠のゴムの損傷
・壁や床、畳に日光が当たったことによる変色
・クーラーからの水漏れを放置したことによる壁の腐植
このような現状を放置してしまうと、建物の耐久性が落ち、建築材が家を守れなくなってきてしまいます。
そして、外壁の内部補修や、外壁材の張り替えといった大規模な工事が必要になってきます。
このように、適度な周期で外壁のリフォーム・メンテナンスを行わないと結果工事費用も膨らんできてしまいます。
自然災害などによる破損でも建物自体が危険な状態になる
地震や台風によって、屋根瓦が飛ばされたといったニュースを1度は目にされたことがあるかと思います。
このような被害が起こったときにも、リフォームを検討する必要があります。
例えば、突風が吹く台風などが上陸した際、屋根や外壁になにかが飛んできて、「ひびが入ってしまう」などと言ったケースは珍しくなく、放置してしまうと、雨漏りの原因になってしまい建物自体に危険を及ぼします。また、自宅付近の通行人に屋根の破片が落ちてしまったとなると大きな事故に繋がってしまいます。
自然災害などによる破損事例
・雪の重みで雨樋が外れてしまった、割れてしまった
・強風で壁が剥がれた
・台風で飛んできたものによって建物が破損した
・豪雨によって雨漏りが発生した
・ひょうが降ってきて窓ガラスが割れた
これらは、自然災害による被害となり、リフォーム修繕工事をを検討する必要があります。
コケや藻の繁殖により、美観が失われる
湿度が高く、植物の育ちやすい環境では、コケが付きやすいです。もちろん周りに自然が少ない都心のほうでも、日光の当たらない部分であればコケが発生しやすくなります。
また、外壁がぼこぼこしている外壁材などであれば、更にコケの発生も高くなるのです。
コケのせいでお家の見栄えが悪くなってしまいます。これも外壁リフォームをする一つの判断になります。
外壁のリフォームを行う周期目安
「外壁リフォームは、一体どのくらいの目安ですべきなの?」と思われる方が多いかと思われます。
外壁材の耐用年数は、種類によっても異なります。
サイディング材を使用している戸建ての場合
サイディング材の寿命は、20~30年と言われています。「じゃあメンテナンスはそんな必要なさそう!」と思われる方もいるようですが、実際には、サイディングより先に目地部のシーリング材や表面の塗装に劣化が現れます。なので7〜10年の周期でメンテナンスが必要になります。
その他「ALC・モルタル・タイル・トタン」の外壁材を使用している戸建ての場合
その他の外壁材の耐用年数とメンテナンス周期を種類別に表示します
・ALC→耐用年数50~60年、10~15年の周期で塗装&コーキング補修
・モルタル→耐用年数30年、築5~15年で塗装(再塗装の場合は10年毎を目安)
・タイル→耐用年数30~40年、10年の周期でコーキング補修(浮き・剥がれがある場合は下地補修や部分張り替え)
・トタン→耐用年数10~30年、築5~10年で塗装(サビ・塗膜の剥がれ・ひび割れなどは適宜、塗装・補修)
外壁のリフォームは、カバー工法(重ね張り)・張り替え・塗り替えの3種類
ここからは、「カバー工法」「張り替え」「塗装」といった外壁リフォーム方法と相場費用を解説します。
外壁の張り替えリフォームとは
築年数が浅い建物でも、すでに外壁の複数個所にクラック(ひび割れ)、反り、割れなどが見られる場合に「張り替え」といった工法が推奨されます。
・相場費用※外壁の施工面積が100~200㎡の場合のおおよその費用
150~300万円
張替えリフォームのメリット
・新しい外壁になるので、安心して長く住める
・防水紙、胴縁といった壁の内側もメンテナンスできる
・軽い外壁材を使用する事で、耐震性がアップする
・大幅なイメージチェンジができる
張替えリフォームのデメリット
・大規模な工事になるため、費用がかかる
・工期が長くなる
・廃材が大量に出る為、処分費がかかる
・これまでの外壁材によっては、外壁の選択肢が狭まる
・モルタル、コンクリートなど張り替えができない外壁がある
外壁のカバー工法(重ね張り)とは
:現在の外壁はそのまま残し、その上から新しい外壁材を張っていく工事の事です。
・相場費用※外壁の施工面積が100~200㎡の場合のおおよその費用
130~220万円
カバー工法(重ね張り)リフォームのメリット
・張り替えと違って、既存の外壁を残すため、撤去と廃棄費用がかかりません。その為費用が節約できる
・工期が短い
・遮熱性、遮音性が増す
・廃材がほとんどない為、地球に優しい
カバー工法(重ね張り)リフォームのデメリット
・外壁の劣化状況によっては施工できないケースがある
・外壁の重量が増し、建物にかかる負担が多くなる(地震が来た際に、地面の揺れに対して負荷がかかりやすくなるため、耐震性に悪い影響を及ぼす可能性がある)※重量増に注意しなければならない
・内部結露が発生しやすい(既存の外壁と重ね張りした外壁の間に湿度がたまりやすい傾向がある※ただし、内部結露は壁の中に空気のとおり道を作ることで未然に防ぐことができる)
外壁の塗り替えとは
既存の外壁がそれほど劣化していない場合、外壁塗装で済ますことができるでしょう。定期的に外壁塗装を行うことで美観が保てますし、耐久性も向上するでしょう。
・相場費用※外壁の施工面積が100~200㎡の場合のおおよその費用
60~180万円
塗り替えリフォームのメリット
・お家の外観を一新させることができる
・外壁の劣化を遅らせることができる
・遮熱性、断熱性、防水性が増し、おうちの寿命を延ばす事ができる(保護できる)
・塗装する事で外壁の耐久性を高められる
・住まいの資産価値を守ることができる
塗り替えリフォームのデメリット
塗り替えのデメリットはほぼ無いに等しいです。
あえて挙げるとするのであれば、職人さんの技術力によって品質に差が生まれることです。
外壁塗装は、施工する職人さんによって品質に大きな差が生まれやすいメンテナンス方法です。
実績・事例が豊富な業者に施工を依頼すればむしろ利点が多くありますので、業者選びに注意が最も重要です。
カバー工法・張り替え・塗り替え、どのリフォーム方法を選ぶべきか?選定する際の基準を解説
「我が家はどの方法がいいのだろう?」と悩みますよね。そこで、選定する基準を解説いたします。
外壁リフォームの費用相場と事例
外壁リフォームの費用相場は20万円〜300万円と価格帯が広くなっています。
補修、塗装、新調と3つに分かれており、工事内容や工事規模によって費用が大きく異なります。
事例をご紹介しますので、どのようにご自身のご自宅が生まれ変われるかお分かりいただけるかと思います。
是非、参考材料にしてみてください。
- 外壁のみ塗装 施工費110万円
- 屋根・外壁塗装 施工費140万円
- 屋根カバー・外壁塗装 施工費319万円
八王子で外壁リフォームする際の業者の選び方
外壁リフォームを依頼する際、数ある業者の中からどう選んでいいか分からない方も多くいると思います。
・地域密着の業者なのか
地域のリフォーム会社であれば、見積りの際の相談や現地調査を気軽に相談できますし、施工後に何らかのトラブルが発生してしまった場合でも、スピーディーに対応が受けられます。また、地域密着であれば実際施工した建物が近くにある場合があるため、ご自身の目で確認できます。
・施工実績や施工例をみせてもらう
リフォーム会社選びの際、候補に上がっている会社が今までどのような工事を行ってきたか確認しましょう。過去の施工事例等を見て、ご自身が希望しているリフォーム内容の経験を持っているか、どのような工事を行ったかを把握することができます。
火災保険や八王子市の補助金は活用できるか相談する
八王子市では、八王子市が制度化している「居住環境整備補助金」は市内の住宅所有者に向けた助成があるのです。毎年八王子市が交付する補助金を活用できるか相談しましょう。
また、建物や内装、外壁の細かい傷に対して火災保険が申請できるか確認しましょう。
火災、水害、風災、台風、竜巻、雪害等、このような原因で被害を受けた家屋に適用され、給付金の申請をする事ができます。
注意して頂きたいのが、補償内容は火災保険により異なるので、ご自身の入っている火災保険の補償を確認しどの災害で補償が受けられるのか確認しましょう。
このような補助金を活用することで、少しでもリフォーム費用を削減できますね。
まとめ
外壁リフォームは、劣化のスピードを遅らせる為にも、10年の周期で行えるとベストです!
「我が家は、20年間一度もリフォームをしたことがない」「複数の所に劣化が進んでいる」「雨漏りがする」「外壁のデザインを変えるのに、色だけでなく材質も変えたい」という方は、塗り替え以外にも、カバー工法や張り替えといった工法がございます!
ご自宅の劣化状況やご希望で、適切な工法がありますので、プロの業者と一緒に判断するといいでしょう。
また、外壁リフォームをすることによってお家の耐久性も変わってきます。
大切なご自宅を、より住み心地がいいものにするためにも、是非外壁リフォームを検討してみてください。
また、費用の判断基準は「お家の劣化状況」「希望する耐久年数」であることです。補修工事、塗装工事、新調工事なのかを判断しないとリフォーム費用は把握出来ません。最後まで満足のいくリフォームにするためにも、この記事でお伝えした外壁リフォーム費用を把握しておきましょう。