家の外壁は大きく分けて「窯業系サイディング・モルタル外壁・金属サイディング・ALC外壁」4つの種類があります。
それぞれどのような違いがあり、選ぶ基準を決めるのはどうしたらいいのか?と思われる方も多いのではないでしょうか。

今回はその4種類の中でもモルタルの特徴と施工する際やメンテナンスに関する注意点について解説します。

モルタル外壁とは?

モルタルとは、砂と水とセメントを混ぜて形成された外壁材のことです。

近年では、サイディング材を使用した外壁が普及していますが、それ以前の日本の木造住宅はモルタル外壁が多く活用されていました。

モルタル外壁の特徴

モルタル材の最大の特徴は、仕上げに使用する塗料の種類が豊富なため、多種多様なデザインを作り上げることができることです。
型を形状したり、タイルを貼り付けるといった外壁そもそものデザインを作り上げるのができるのはモルタルにしかできない特徴です。

その他にも、セメントで造られるためそもそも耐久性が高いのも特徴です。

モルタル外壁の注意点

特徴の多いモルタル外壁にも様々な欠点は存在します。

防水機能がモルタル自体にない

主成分がセメントで構成されており、丈夫なイメージを持たれる方がいると思いますが、実はモルタル壁自体の防水性は低いのです。

なので、塗装で表面に防水性を持たせます。

しかし、塗装が劣化してきてしまうとモルタル壁に水が侵入し様々な劣化が起きるため、

定期的にメンテナンスと修繕工事が必要です。

ひび割れが起こりやすい

外壁と外壁のつなぎとして存在するシーリングは、地震による振動や揺れの緩衝材となりますが、モルタル外壁にはシーリングは存在しないため、振動を逃がす部分がなく、他の外壁材と比べてひび割れが起こりやすい傾向です。

モルタル外壁は定期メンテナンスと修繕塗装が必須

上記で述べた通り、モルタル外壁は防水性が低い為、そこからの外壁全体の耐久性が失われることがあります。
よって、モルタル外壁は美観や耐久性を維持するために、モルタル外壁を守る役割がある塗装箇所のメンテナンスは欠かせません。

モルタル外壁の塗り替え周期

モルタル外壁の寿命は約30年と言われています。

しかし、モルタル外壁の耐久性を上げる為に塗装されている塗料の寿命は7〜10年になるので、年に1回点検をするのがおすすめです。

そして、保護する塗料が適切に行われているとモルタル外壁自体の寿命も30年以上、耐久性を維持することへと繋がります。

モルタル外壁に表れる劣化症状と対策

モルタル外壁の劣化症状としては、ひび割れ・チョーキング現象・コケやカビの発生・塗膜の剥離が挙げられます。その為定期的なメンテナンスが必須になります。

放っておくと取り返しのつかなくなる「ひび割れ」

雨水を吸収・乾燥するため、膨張と収縮を繰り返すことで歪みが生じることが原因でひび割れが起きます。ひび割れの箇所が大きいほど修繕工事の時間や費用がかかりますので、早めの対策が大切です。

手で触って劣化状況が確認できる「チョーキング」

外壁を触ると白いチョークのようなものが付着するのが特徴です。チョーキング現象が起きている外壁は水が付着すると変色してきます。せっかくの外観が損なわれてしまい、内部も腐食してくるため、放置する事は危険です。

窓枠の汚れ「雨だれ」

窓の開口部に溜まったホコリや汚染物質に雨が降りかかったことにより、筋状に汚れとして跡がついてしまった事を示します。外観に影響を及ぼします。

意識していなくても直ぐに分かる「コケ・藻」

塗膜の防水性が低下することにより、外壁は水を含んでしまいます。その為、コケ・藻が発生します。雨水を吸収してきた段階でメンテナンスを行う事をおすすめします。

経年劣化で壁の表面が剥がれる「塗膜の付着力が低下」

壁の表面が剥がれてくると壁を保護する機能はなくなってしまいます。剥がれた部分から雨水がどんどん侵入してくるため、早急にメンテナンスを行いましょう。

モルタル外壁の補修費用の相場

1平方メートルあたり4,000円〜6,000円の費用が発生する事が一般的です。

ただし、ひび割れ部分が大きかったり深い場合には費用も変わってきます。

状態が悪くなる前に早めの対策が大切です。

塗料によって費用は変わる

塗料のグレードによって費用は大きく変わってきます。種類はいくつかあり、主に「アクリル系」・「ウレタン系」・「シリコン系」・「フッ素系」があります。アクリル系が最も安く、フッ素系が最も高いです。塗料費用が大きい分、耐久性も優れています。

 まとめ

モルタル外壁は様々なメリットとデメリットがあり、デメリットを無くすメンテナンス方法をご紹介いたしました。

近年モルタル外壁は少なくなっている傾向ではございますが、

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