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太陽光パネル付きの屋根でも塗装工事は必要
太陽光パネルの設置してある屋根も塗装は必須になります。
塗装が理由な理由
太陽光パネルの下の屋根材は紫外線の影響を受けにくいですが、日の当たりにくい面は太陽光パネルが設置されていないことが多く、紫外線や雨水の影響により劣化が進みやすいからです。
塗装工事を行わないとどのようなデメリットがあるのか?
一般的な屋根と同様に、屋根が露出している場所は紫外線や雨水があたります。その為劣化が進み、放置してしまうと雨水が浸水し屋根材の強度が落ちてしまいます。放置しすぎてしまった場合は、屋根裏まで水が伝って雨漏りの原因や柱が腐ってきてしまう事態も起きます。そうならない為にも、早めのメンテナンスが必要になります。
太陽光パネルが設置されている屋根の塗装方法
太陽光パネルが設置されている屋根塗装は2つ方法があります。
太陽光パネルがある状態での塗装
太陽光パネルを取り外さずに塗装出来る範囲のみを施工します。初めて屋根塗装をする方はこの方法で塗装する方が多いです。露出している部分だけの塗装になるので、通常の屋根塗装よりも費用は抑えられます。
太陽光パネルを外した状態での塗装
太陽光パネル下の劣化も心配という方には、屋根全体を塗装出来るのでおすすめです。この場合は、足場架設や屋根塗装に加え、太陽光パネルの脱着費用がかかります。その為、費用が高くなる可能性があります。
太陽光パネルが設置されている屋根を塗装する際の注意点
太陽光パネルが設置された屋根を塗装する際には、太陽光パネルを破壊させないなど最善の注意が必要です。
点検内容の確認
屋根の施工にあたり、太陽光パネル下の劣化状況の確認が必要です。
具体的な内容としては、
✅設置状況の前後の確認ができるように施工前と施工後で写真を撮影しておく必要がある
✅太陽光パネル下のゴミや枯れ葉などの蓄積物の確認
✅太陽光パネルと屋根本体を設置している部分の金具周りのシーリング劣化状況
✅太陽光パネルの歪み、不陸(ガタツキ)、の確認
などになります。
保証状況の確認
太陽光パネルを設置した業者以外が太陽光パネルを取り外しする際に、保証が切れてしまう可能性があります。保証内容に関わってきますので、屋根塗装を行う前に必ず太陽光パネルの設置業者に保証状況の確認を行いましょう。
業者が踏んで壊してしまう
塗装工事の作業中、必ず太陽光パネルを踏まないようにとお伝えしましょう。人が乗ると表面のガラスが割れてしまい、内部にも損傷が与えられてしまう可能性があります。
内部に損傷を与えると発電量の低下などの可能性があります。
汚れを高圧洗浄してしまう
屋根塗装の際に、屋根材に付着した汚れ等を高圧洗浄機で落とします。万が一太陽光パネルを高圧洗浄してしまうと、水圧でパネルを破壊してしまう恐れがあります。
また、高圧洗浄の際にはカルキが含まれる水道水を使用する為、キッチンシンクと同様に水垢が残ります。水垢は太陽光パネルの性能を低下させます。出来る限り太陽光パネルに当たらないよう注意が必要です。
太陽光パネルの汚れを落とす際には、適切な清掃方法で行ってもらいましょう。
まとめ
太陽光パネル付きの屋根を塗装する際には、様々な注意点があります。
事前に太陽光パネルの保証内容の確認や、塗装業者と相談しながら、ご自宅に合った塗装工事を行いましょう。