外壁塗装を依頼する時に、職人さんはどんな人なのか?を気にされる方は多いと思います。
また、職人というイメージからあまりプラスな印象を持たれない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際には職人さんがいないと施工はできませんし、施工するなら心から信頼できる腕の良い職人さんにお願いしたいはずです。
そんな方に結論を述べると、人柄・技術・知識が備わった腕の良い職人さんは存在します。そして具体的な探し方もあります。
また、優良業者の職人さんは技術面だけではなく、礼儀・気遣いなどがしっかりできているからこそ正しい施工します。
悪徳業者の職人さんは施工手順が不適切で荒い施工をするというのはイコールで認識しても大きな間違いではありません。
本記事では、優良業者といわれる会社は、職人さんの教育をどのように行っているのか、どのようにヒアリングを行えば腕の良い職人さんに施工をお願いできるのかを紹介いたします。
目次
塗装職人の特徴
塗装職人は、「見た目が少しヤンチャ」などのイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、全ての職人がそうではありません。
優良な塗装屋に所属している職人であれば、技術、経験を持ってるだけではなく、挨拶・礼儀・マナーも教育をしっかり受けています。
また、塗装は特に職人性が強く、経験と技術と知識が備わっていないと適切な施工はできません。素人の方のDIYだけではく、職人同士でも仕上がりに大きな差が生まれる業種です。
腕の良い職人の特徴
細かなポイントは後ほど紹介しますが、まずコミュニケーションが適切に取れ、社会人としての礼儀マナーがしっかりしています。
次に豊富かつ適切な知識があり、それを実行できる技術力が備わっている職人が、本当に腕の良い職人と言えます。
この「塗装に関する知識を適切に施工できる」=良い職人 は、当然だと思われることが多いですが、実際一番難しい部分であり、その様な塗装ができる職人は多くいません。
では、実際に腕の良い職人はどのように見つければいいのか?
塗装工事を依頼する前に知っておきたい自社職人という絶対条件!
塗装業者には、街の塗装業者から大手リフォームなど様々な業者が存在しますが、大切なのはどのような職人が塗装を施工するかです。
なので、職人さんの腕しだいで仕上がりに大きく差が生じてしまいます。手抜き工事と言われる施工を行う職人さんを全く管理していない業者には絶対に依頼しない方がいいでしょう。
では実際に優秀な職人さんを管理している業者はどのようなところなのか?その大きな基準の一つなる「完全自社施工の職人」について解説いたします。
完全自社施工・自社職人とは
自社職人とは、職人を業者が保有・管理し、下請け業者などを使用せずに、依頼した業者のみで施工が完結できる状態のことを指します。
基本的に自社施工の職人は、その人柄=業者のイメージに繋がるため適切な教育と管理がされています。
ホームページなどを確認し、社員・職人の経歴紹介などがしっかりと自社施工で行っている業者かどうか判断できます。
なぜ、完全自社施工・自社職人がいいのか?
下請け業者などを使うと、中間マージン(仲介料)が発生し、本来施工のために使用する原価が下げられる、またはそもそもの費用が高くなる。と言ったマイナスな現象が発生します。
またその他にも、自社職人でない場合は管理体制が不安定で、職人に対する教育などが正しくできていない可能性があります。
適切な原価で、適切な料金形態で、適切な職人さんに、適切な施工を行ってもらうために、自社職人の自社施工の業者を選ぶようにしましょう。
自社施工なのに料金が高い場合
下請けに投げていないのに見積もり費用が高い・・
その様な状況が発生することがあります。
しかし、「料金が高い=悪徳業者」というイメージは適切ではありません。
費用が割高の分、材料費にお金をかけ、しっかりとした耐久年数でサービス提供をする。
また、職人・社員の教育に力を入れていて、心地よい接客が出来ているなどといった、サービス向上のために費用が使用されている可能性があります。
なので、その様な場合はどのような施工にどのような費用を使用されているのか?
質問を行い、適切に回答できる業者であれば何の心配もありません。
塗装職人に適切な施工を行ってもらうために求める4つのポイント
塗装職人には、熟練の技術と豊富な知識が求められ、屋根・外壁素材、劣化状態、気温や湿度によって職人が臨機応変に対応しなければなりません。
塗装技術は進化を続けているため、職人は常に新しい技術について学ぶ必要もあります。
ベテラン職人であれば、必ず知識・経験が十分というわけでもないという事も押えておきたいところです。
一般のお客様でも分かりやすいポイントをまとめて説明させていただきます。
ポイント1⃣ 一級塗装技能士などの資格をもっている
資格を持っていなくても塗装工事ができるため、すべての職人が資格をもっているとは限りません。
その為、有資格者であるということが、塗装職人の腕を見極める判断基準の一つになります。
塗装技能士の試験は、だれでも受けられるわけではありません。
受験資格は
一級・・・実務経験7年以上
二級・・・実務経験2年以上
三級・・・実務経験6カ月以上
技能試験に合格すると等級に応じて技能士の称号がもらえます。
その他にも、「外壁診断士」「外壁劣化診断士」「外壁塗装マイスター」など外壁塗装にまつわる様々な資格が存在します。
重宝できる資格は一級塗装技能士になりますが、その他の資格も重要な資格もあるので、業者選びの際には一つの判断材料にしましょう。
ポイント2⃣ 施工実績が豊富でイレギュラー対応にも迅速
Before ➡ After
施工実績が豊富な塗装職人のほうが、経験という意味でも知識面でも優れている可能性が高いです。
塗装工事は外で行われるため、天候や気温や湿度によって理想道理に施工が進まないケースが多くあります。
その様なイレギュラー対応にも過去の経験を活かし、適切な対応ができる実績豊富な職人は重宝できます。
ただし、塗装技術は日進月歩で進化を続けているので、ベテランであれば安心という訳ではありません。
塗料も塗装方法もベースは変わらないものの、頻繁に新しい情報が入ります。
結論、実績が豊富で、最新情報や手法にも抜け目のない業者がベストになります。
そのような会社を探す際には、施工事例などをホームページで確認することがおすすめします。
ホームページでは、塗装職人を紹介している塗装会社もあります。
塗装会社に直接確認してみても良いでしょう。
ポイント3⃣ コミュニケーション能力が高くヒアリングが適切にできる
塗装職人の腕とコミュニケーション力は関係ないように思われるかもしれませんが
塗装職人が備えておくべき重要なスキルの一つです。
塗装工事中に「これはどうなっているんだろう?」とか「もっとこうして欲しいな!」と要望がうまれたとき、話しかけづらい塗装職人にお客様が疑問や要望をちゃんと伝えられず、結果納得のいく塗装工事が出来なければ、その塗装職人の腕が良いとは言えません。
逆に塗装職人の方から、「どこか気になる事や不安な事はありませんか?」など
日々コミュニケーションをとり、お客様が納得いく塗装工事を目指す塗装職人は腕の良い職人と言えるでしょう。
塗装職人に求められるのは淡々と工事をこなすことではなく、挨拶やお客様とのコミュニケーション、気配りができる事も仕事の一つなのです。
工事するお家に住んでいる皆さまはもちろん、近隣の方々にも関係します。
マナーが悪いと見てるこちらも気分が悪くなります。近隣の方にも不愉快を与えてしまいます。
毎日の工事でしっかり挨拶してもらうと気持ちの良いものです。挨拶、マナーもとても重要です。
ポイント4⃣ 塗装以外にも細かな配慮ができる
塗装工事を行う際には必ず養生を行います。
理由は近隣の住宅や、近く駐車されている車などに塗料が飛ばないようにするためです。
その他にも塗料には独特の匂いの問題などもあり、様々なことで近隣に迷惑をかけてしまう可能性があります。
なので、ポイント3⃣にも関わる部分になりますが、配慮ができなくてはなりません。
実際業者によっては、近隣の掃除などを行ってから施工に取りかかる業者などもございます。
まとめ
優良な塗装屋になればなるほど、腕も良く礼儀を分かっている塗装職人が多いです。
定期的な技術研修をしっかり受けている事も大切な事です。
塗装工事を依頼する場合は、優良な塗装屋に依頼をしましょう。