外壁塗装を業者へ依頼した際、
「外壁塗装のシュミレーションとは?」
「どのような流れで施工が進んでいくのか?」
などのことで、気になる方は多くいると思います。
施工依頼の手順とシュミレーションについて、知っていると悪徳業者なのかなどの判断ができる情報などもあります。
お問合せから外壁塗装施工開始・完了までの流れをまとめて全行程ご紹介いたします!
問い合わせから施工までの流れについて
まず、最初に外壁塗装を依頼してから施工を開始するまでの流れをご紹介します。
施工の手順も大切ですが、お客様の理想とされる外壁塗装を行うためにも事前準備は重要です。
1.お問合せ・ご相談
塗り替えリフォームに関することは、どんな小さなことでもお気軽にお問い合わせしましょう。基本業者は外壁の診断は無料で行っています。
また、外壁の異常を早期発見できれば施工費用を抑えて依頼できる場合が多いです。
2.現場調査・診断
正確なお見積りと診断書を作成するために、外壁・屋根の状態をしっかり調査し判断いたします。診断結果は診断書にまとめ、提示されます。
3.ご要望お伺い
塗料の種類やカラーなど、ご希望の内容をヒアリングします。
4.診断書・ご提案書・お見積書提示
診断書の他、専門的知識を交え担当者からおすすめのプランがご提案されます。
費用を詳細に記したお見積書をご提出・お客様のお家がどんな状況なのか、分かりやすくご説明されます。
5.ご契約
工事内容、工事金額、工期などお客様にご納得いただいたうえでご契約となります。
ご内容に不安に思われている事や気になる事はどんどん質問することが重要です。
6.カラーシュミレーション着工前の打合せ
ご納得の行くまでカラーシュミレーションや見本帳などで色選びを行い、
その後、工事の流れなどを打合せさせていただきます。
参考記事➤➤ カラーシュミレーション、色選びのコツとは?
7.着工前現場調査
着工前に工務担当者や職人ともう一度現場を拝見し、工事内容や段取りを詳細に説明受けます。
施工を行う前までの流れまとめ
これまでご説明した流れが基本的な施工前までの対応になります。
お客様によって要望や外壁の種類などは変わるため、担当者とのヒアリングは徹底的に行うことと、時間があれば、契約前までに2社以上と打ち合わせを行い、“提案内容” “見積もり内容” “担当者の受け答え” などを確認しておきましょう。
施工~施工完了までの流れにつてい
ここからは実際に現場でどのような作業がどのような手順で行われているのかをおまとめします。
塗装には適切な施工手順があり、対応を間違えると耐久性が極端に低下したりする場合がございます。
不適切な施工をされないためにも、施工期間中の注意点を踏まえて確認しておきましょう。
1.ご近所へのご挨拶
工事の1週間前に、外壁塗装をする事、工事期間などをお伝えいたします。
工事の騒音・ニオイなどで、ご迷惑をおかけするご近所の皆様へ、お客様に変り事前にご挨拶がされます。
工事内容や期間などをお知らせするお手紙をお持ちします。
2.着工
戸建て住宅の場合14日~20日間程度かかります。
STEP1 足場組立・飛散防止メッシュシート養生
塗り替え工事を行う時、まず初めに安全性や施工品質を維持するため家の周りに足場組立をします。
足元を安定させる足場は、良い塗装工事の基本となります。
周辺のお宅や植木、車などが汚れないように専用飛散防止メッシュシート養生で足場を覆います。
塗料などが飛び散り、汚れるのを防ぎます。
STEP2 高圧洗浄
洗浄機を使用し、外壁のホコリ、汚れ、藻、コケ、カビ等を高圧洗浄機の水で洗い流していきます。
高圧洗浄機を使用出来ない場合は手作業で落としていきます。
これらの作業を丹念に行うことで、塗料の性能が十分に発揮されます。
窓、雨戸、バルコニー等も洗浄いたします。
STEP3 下地処理
サイディングやモルタルのひび割れなどを塗装前にしっかりと補修します。
そのまま上から塗料を乗せてしまうと、またそこからひび割れを起こしてしまいます。
コーキングが劣化している場合は、コーキングを打ち替えたり、増し打ちをします。
STEP4 養生
塗料や汚れなどが付着しないように塗料しない場所を養生シートで覆うことです。
玄関戸、エアコン室外機、植木、窓ガラスなど塗料、汚れが付着しそうな箇所は全て養生シートで覆います。
近隣の車、バイクにも専用の養生カバーをかけることもあります。
養生シートで窓ガラスを覆ってしまうと、外壁塗装中は窓が開けれなくなります。
もしも窓を開けて換気がしたい場合には、その旨を養生前に塗装業者に伝えて置きましょう!
STEP5 工程① 下塗り
いよいよ塗装の工程になります!
塗装は下塗り・中塗り・上塗りの順で塗料を塗り重ねていきます。
はじめに下地強化材の下塗りを行います。下塗りは色を付ける事が目的ではなく、そのあとの中塗り、上塗り塗料がしっかり壁に定着する必要な工程です。
外壁材質にあったものを使います。
きちんとした下塗り材を選択しないと上塗り用塗料がうまく定着せずに剥がれなどの原因になってしまいます。
この工程を手抜きをすると塗料の長持ちせず、劣化が早くなります!
参考記事➤➤ 下塗りとは?重要性と施工方法について
STEP5 工程② 中塗り
下塗りが乾いたら、中塗りです!
塗膜に厚みをもたらせるために中塗りをおこないます。
STEP5 工程③ 上塗り
そして最後に上塗りです!
中塗りと上塗りは同じ塗料を重ねて行います。
しっかり乾いてから上塗りを行います。
上塗りは、見栄えに直接関わる大切な工程です。
STEP6 完了チェック
細かい塗料の拭き残しや塗り残し、塗りムラの確認作業を行います。
足場を解体してからでは、やり直しは不可能となってしまう為、足場解体前にしっかりとしたチェックを行います。
その為、完了検査には立ち会う事をオススメいたします
STEP7 足場解体・清掃
家を囲っていた、飛散防止シート・足場の解体を行います。新しくなった家全体を見る事ができます!気になる部分がないか再度確認しましょう。
そして最後に建物周辺や敷地内外の清掃を行います。お客様が最終確認を行い、すべての作業が完了となります。
施工完了後、施工写真をいれた施工完了書と併せて保証書を発行します。
施工が完了して終わりではない!アフターフォローについて
塗装業者には、施工完了後基本的にアフターフォローがサービスで入っています。
施工後に気づく?悪徳業者
施工事態まではスムーズに行えていてもその後に予期せぬ外的要因で劣化が起こる場合がございます。
基本的には、“定期点検” “担当者との連絡がとれる” “不具合時に対応してくれる”などのフォローがあります。
業者によってアフターフォローが変わるので、契約前に確認もしておきましょう。
参考記事➤➤ 優良業者の見分け方!探し方!
施工中の注意点
最後に、外壁塗装を行うにあたって、施工中に注意した方がいいことについて記載いたします。
①作業を確認する
優良業者の場合は手抜き工事などを行うことはありません。
しかし、その判断は難しいので、適切な施工を行ってもらうためにも、定期的に作業現場を見て、手抜き工事をされないように対策を行いましょう。
②進捗状況を確認する
天候などによる作業の遅れは仕方ないです。それによって下塗り塗装が乾く前に上塗りの塗装を塗られ、耐久年数を低下させたりと言った不適切な施工を行われないために、職人さんと現在どの作業を行っているのか確認することはとても重要です。
③昼間に写真を取って工程を確認しておく
塗装の工程は夜の暗い時に確認すると、適切に対応できていない箇所の発見が出来なくなります。
目立つ手抜き工事を行う業者はいないと思いますが、なるべく昼間に写真を撮るなどして、何かがあったときに対応できるように証拠を取っておきましょう。
④洗濯物は外に干さない
外壁塗装施工期間中は外で洗濯を干すことはできません。
理由としては「洗濯ものに汚れや臭いが付く恐れがある」「施工作業の邪魔になる」この2つがあげられます。
基本的には、事前に業者から連絡を受ける内容となっております。
まとめ
雨などの影響で工期が遅れてしまう場合もあります、湿度が高いなどで乾きが悪く
遅れが出る場合などもあります。
施工期間、作業工程など、不安な事はきちんと業者さんに確認しながら外壁塗装工事を行いましょう。